その腰痛… 外反母趾・扁平足が原因かも
2021.07.04
足のトラブルの代表格と言えば
外反母趾と
扁平足じゃないでしょうか?
でも、これって実際にどんな弊害があるんでしょうね?
【目次】
① 外反母趾と扁平足の原因
② 足のアーチを保つ足底腱膜
③ ウィンドラス機構
④ 扁平足・外反母趾のエクササイズ
結論だけ読む人用の要約
① 外反母趾と扁平足の原因
外反母趾と扁平足は併発しやすいです。
ほとんどセットと考えていいです。
しかしその原因は完全に一緒というわけではないです。
外反母趾は足の親指(母趾)の握る力が落ちる事で起こります。
特にMP関節といって、指の付け根の関節が曲がらない人は要注意です。
扁平足は足を内返しする筋肉「後脛骨筋」の筋力が低下する事で起こります。
足首の内側を通る「後脛骨筋」は
足首の外側を通る「腓骨筋」と足底で合流して、合わせて乗馬のアブミのように足底のアーチを支えてくれています。
母趾MP関節を曲げる「母趾球筋」と「後脛骨筋」は互いに協力関係にあるので、共倒れになるように扁平足と外反母趾 両方ともが起こるケースが多いです。
② 足のアーチを保つ足底腱膜
外反母趾は「靴に当たって痛い」という問題があります。
扁平足はどうでしょうか?
実は扁平足では、かかとの裏に痛みが起こりやすいです。
「足底腱膜炎」といいます。
母趾球筋や後脛骨筋は、足のアーチを適切に形成して足底腱膜が「ウィンドラス機構」を保つ事を補助しています。
③ ウィンドラス機構
足底腱膜は足底の縦アーチ(土踏まず)をキープし、歩行やランニングの衝撃を吸収しています。
そして、その吸収した力を蹴り出しのエネルギーとして有効活用する仕組みを「ウインドラス機構」と呼びます。
ウィンドラス機構が働かなくなると、1歩ごとの衝撃吸収や蹴り出す力のバランスが崩れて、歩く・走るの効率が大きく損なわれます。
体は不足する機能を補完しようとするので、足が十分働かない事に対して、膝・股関節・腰がかばおうとします。
その結果、いくら腰を重点的に治療しても改善しない腰痛などが起こります。
足から腰痛を起こしている方はかなり多いです。
そこで足の機能回復エクササイズをご紹介します。
④ 扁平足・外反母趾のエクササイズ
寝て行う方法と、座って行う方法の2パターンご紹介します。
臥位
【甲高・内反小趾のエクササイズ】
【扁平足・外反母趾のエクササイズ】
①甲高・内反小趾
10回×3セット
②扁平足・外反母趾
10回×3セット
の順でエクササイズする。
座位
【扁平足・外反母趾の座位エクササイズ】
結論だけ読む人用の要約
扁平足や外反母趾は、腰痛・股関節痛・膝痛の原因になります。
扁平・外反母趾傾向のある人は以下のエクササイズがお勧めです
臥位
【甲高・内反小趾のエクササイズ】
【扁平足・外反母趾のエクササイズ】
①甲高・内反小趾
10回×3セット
②扁平足・外反母趾
10回×3セット
の順でエクササイズする。
座位
【扁平足・外反母趾の座位エクササイズ】
内反小趾・甲高についてはこちら
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