当整体院が考える
急な痺れの原因

Ｔ.Ｕさん　49歳　男性　市川市在住　会社員　突然の肩・上腕の痛みとしびれ



突然の肩の痛みを感じ、整形外科での診断は単なる肩凝りということで湿布と飲み薬だけでした。

痛みが治まらないので人生初の整体治療を受けたら、１日でかなり良くなりました。

細かく悪い所も説明してもらい、ストレッチ運動も教えてもらい、日頃の生活習慣でも体の歪みを意識して改善するようになりました。

2016年2/12に来院

【症状】

右肩、右上腕の激しい痛みとしびれ

無症状だったのが2/6から急に痛み出した。

【状況】

整形外科を受診したら「肩こり」と診断され、湿布と飲み薬をもらったが一向に改善せず。

とにかく激しく痛く、まともに寝る事も出来ない。

【検査】

サービカルコンプレッション：頚椎屈曲Pain＋、圧迫でPain 低下

左母趾伸筋の筋力低下＋＋

右中殿筋の筋力低下＋＋

左下肢知覚鈍麻＋＋

全身を検査してみると、右肩・右上肢の痛みだけではなく、両下肢にも注目の必要がある。

しかし下肢の筋力・知覚検査の反応は、右にも左にも出ていて統一感がないので、とりあえず要観察とする。

右肩・右上肢の症状は整形外科では肩こりと診断されたようだが、

「ずっと無症状だったものが、ある日唐突にしびれを伴う激痛、しかも左は全くの無症状」という症状を、MRIも撮らずに肩こりと断ずるドクターを信用する事は出来ない。

整形外科の診断に逆らうのは不本意だし、頚椎の角度によるストレステストには意外と反応しないが、当院としては頚椎の神経症状を疑う。

初回の施術では頚椎への直接的なアプローチはリスキーなので基本的に避けて、頚椎との協働関係の強い胸郭に重点を置いて全体的なバランスを整えていき、頚椎の負担を分散できるよう調整していった。

また臨床経験上、頚椎の神経症状に特に効果を期待できる、鎖骨上部と頚前側部の筋膜を弛めるアプローチを行っていった。

初回施術後、体のゆがみは大分改善して右肩・右上肢の痛み・しびれも軽減した。

2016.2/20

２回目施術

まだ右腕にしびれが残るが、以前より大分改善。

初回同様、胸郭を中心に全体バランスを整えて、今回は右腹部〜胸部と右肩甲骨から右大腿部の筋膜の過緊張を弛めていって全身的な筋膜テンションを調整してから、鎖骨上部と頚前側部の筋膜を弛める。

2016.2/27

3回目の施術

痛みもしびれもほぼ消失。

全体バランスを調整して、初めて頚椎の動きにもアプローチ。

ソフトな手技で頚椎の可動性を解放するよう軽く調整していった。

施術後には症状は全てクリア出来たので、右肩・右上肢の症状に対しての施術終了。