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9:00~12:00 × ×
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市川整体院bodytalk院長 武下 知憲

痛みはカラダのサインです。
無視せず耳を傾けましょう!

頭痛・肩こり・腰痛、辛いですよね。
でも、それらはカラダからのサインなんです。
キチンとカラダと向き合って、
1つ1つ対処していく事が大切です。 

首こりは自律神経トラブルの元

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【目次】

首と自律神経の関係

首の緊張は呼吸を制限する

首にある交感神経のボス

首こりからくる症状

首こり、どうすれば?

結論だけ読む人用の要約

首と自律神経の関係

首こりは自律神経のトラブルの原因になります。

首の筋肉の異常が、どのようなメカニズムで自律神経に影響を与えているのかについては、実はまだ解明されていません。

しかし首の筋肉のこりを解消すると、自律神経失調症の諸症状が改善するという事については、しっかり科学的なリサーチによって証明されています。

東京脳神経センターの研究によれば

原因不明の体調不良(不定愁訴)で入院した患者さん1,863名に対し、頚部筋群への局所療法を行なった結果、

退院時には不定愁訴28症状が50%以上の回復率を示したと報告されています。

首の緊張は呼吸を制限する

呼吸は基本的に横隔膜がメインとなりますが、全身の様々な筋肉も呼吸に参加しています。

その中でも首の筋肉は呼吸をサポートする重要な筋肉です。

横隔膜が上手く使えてない人は、呼吸の度に首の筋肉が緊張するのが、目で見ても分かります。

首の緊張が強いと、呼吸を十分にサポートできなくなるので呼吸の質が落ちます。

呼吸の質が落ちると、呼吸数を増やす事で呼吸の総量を維持しようとします。

呼吸数が増えると、自律神経は交感神経優位に片寄って、内臓機能の低下・手足など末端の血流低下・全身の過緊張などにつながります。

こういった要素も、首こりが自律神経のトラブルを引き起こす一因ではないかと考えられます。

首にある交感神経のボス

交感神経は背骨の前面を通る神経です。

この中でも頚椎7番の前方に存在する《星状神経節》は交感神経のボスのような存在です。

ペインクリニックで、のどの横に麻酔を打つのは『星状神経節ブロック』といって、この星状神経節を抑制して自律神経バランスを整え、体全体の自然治癒力を高める治療法です。

首回りの緊張が続くと、首にある星状神経節も興奮して交感神経優位の状態になりやすいです。

これも首こりによって自律神経のトラブルが起こる要因の1つではないかと考えられます。

首こりからくる症状

このような要因などから、首こりがひどくなると自律神経に悪影響を及ぼし、副交感神経の働きが低下して、

・頭痛

・頭重

・全身倦怠感

・めまい

・不眠

・イライラ感

・動悸

・血圧不安定

・発汗

・目の乾燥

などの様々な自律神経症状を引き起こすと考えられます。

首こり、どうすれば?

頭の位置は、実は肩甲骨と大きく関わっていて、肩甲骨の位置が適切でないと首こりを引き起こします。

そこで肩甲骨のエクササイズが首こり対策として有効です。

特にデスクワークで長時間パソコンに向き合う人などは、このエクササイズを試してみて下さい

【ローテーティングアームス】

http://www.cure-bodytalk.com/article/16083136.html

結論だけ読む人用の要約

首こりは自律神経にストレスを与えて、

・頭痛

・頭重

・全身倦怠感

・めまい

・不眠

・イライラ感

・動悸

・血圧不安定

・発汗

・目の乾燥

などの様々な症状の原因となります。

頭の位置は肩甲骨と大きく関わっていて、肩甲骨のエクササイズが首こり対策として有効です。

以下のエクササイズを試してみて下さい

【ローテーティングアームス】

http://www.cure-bodytalk.com/article/16083136.html

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仰向けで胸の下が盛り上がる人の特徴

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立ってる時や座ってる時には気にならないけど、

仰向けになると胸の下の部分で、肋骨がすごく盛り上がってる

こういう人いませんか?

これは何が原因で、

何か問題があるのでしょうか?

【目次】

仰向けで飛び出す胸の下は何?

肋骨弓が浮く人の特徴

どうやって解決する?

結論だけ読む人用の要約

仰向けで飛び出す胸の下は何?

仰向けになった時に前方に飛び出す胸の下の部分は肋骨弓といいます。

肋骨は12対あり、上から6番目までは前面で胸骨という骨に直接くっつきます。 7〜10番目の肋骨は肋骨同士がくっついて胸骨にくっつきます。

みぞおちから腹側部に肋骨が斜めのラインを描くのが、下の肋骨が上の肋骨に付着して形成されるラインで、これを肋骨弓といいます。

11・12番の肋骨はどこにもくっつかず浮いた状態になっています。

仰向けで肋骨弓が浮き上がる人は、肋骨弓自体が反ったような形状になっています。

肋骨弓が浮く人の特徴

肋骨弓が浮いてしまう人はみぞおちを上げている傾向があります。

なぜみぞおちを上げているのか?

腰椎を反らせないからです。

背骨には生理的弯曲といって、

頚椎の前弯

胸椎の後弯

腰椎の前弯

というカーブがあります。

このカーブがショックアブソーバーとして働いてくれる他、

背骨とセットで上半身を支えている腹圧の一部を担い、

また胸部のスペースを確保して効率の良い呼吸を生みます。

腰椎の反りが減ると、下部胸椎を反らす事でバランスを保たないと姿勢を保てません。

下部胸椎を反らすと、その前方であるみぞおちが上がる形になります。

肋骨弓が浮き上がる人は、ショックアブソーバーであり 呼吸をサポートする生理的弯曲が崩れて、背骨全体がフラット化している人です。

従って、ショックを吸収する他の組織にダメージを与える為、腰椎の椎間板ヘルニアになりやすく、

呼吸の質が悪いので、寝ても疲れが取れにくい といった特徴があります。

また、背骨の生理的弯曲がフラット化(フラットバック)している事から、上部胸椎(首のすぐ下)を丸めて、顔を前方に突き出す(前方頭位)傾向があり、ストレートネックによる頭痛や肩こりを起こしやすい事も特徴の1つです。

どうやって解決する?

この問題は腹筋を使えるようにする事で解決します。

肋骨弓の反り自体は、既にそういう骨格になっているので 改善には時間がかかりますが、機能の回復はその場でもある程度起こります。

最適なエクササイズとしては土下座エクササイズがお勧めです。

【土下座エクササイズ】

http://www.cure-bodytalk.com/article/16087966.html

  結論だけ読む人用の要約

仰向けで胸の下の肋骨が浮き上がる人は、

・腰椎のヘルニアになりやすい

・腰痛を起こしやすい

・顔を前方に突き出しがち

・ストレートネックによる頭痛や肩こり傾向

・呼吸が浅く、寝ても疲れが取れにくい

などの傾向かあります。

土下座エクササイズで改善しましょう

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ぎっくり腰になっちゃったら

当院にはぎっくり腰でお見えになる方も多いです。

ぎっくり腰は一種のケガですので、その場で完全に痛みがなくなる事はありません。

ぎっくり腰をやってしまい、家を出る事もできない!

こんな時に自分で痛みを改善する事はできるのでしょうか?



【目次】

ぎっくり腰はその場で改善できる?

ぎっくり腰とは?

脳への情報が不足すると何が起こる?

ぎっくり腰を自分で治す

結論だけ読む人用の要約

ぎっくり腰はその場で改善できる?

最初に説明した通り、ぎっくり腰は一種のケガなので、その場で完全に痛みがなくなる事はありません。

ぎっくり腰の場合、腰部に炎症が起こっていて、この炎症によって常にジンジンするような痛みが3日ほど続きます。

ただし、ぎっくり腰になった人のほとんどは、このジンジンするような痛みに苦しんでいるわけではありません。

ぎっくり腰で困るのは常にジンジン痛い事ではなく、

立ち上がろうとした時 座ろうとした時

起き上がろうとした時

寝返りを打とうとした時

等の『動作時の痛み』です。

この動作時の痛みは改善できます

当院はぎっくり腰を含む、動作時痛の改善を得意としています。

しかしぎっくり腰の場合、そもそも整体院まで出て行けないというケースも少なくありません。

そういった時、自分でぎっくり腰の痛みを改善できないのでしょうか?

できま〜す

後ほど方法を紹介しますね。

ぎっくり腰とは?

ぎっくり腰は実は正確に病態が分かっていません。

様々な説がありますが、腰部の微細な肉離れという解釈が最もスムーズに症状を説明できていると思います。

動作時に痛むのは、筋肉が収縮した時に傷ついた筋繊維にストレスがかかって痛みが引き起こされていると考えられます。

脳への情報が不足すると何が起こる?

動作時には関節のセンサーが自分の体の動き情報を脳に送って、その情報に基づいて体の動きをコントロールしています。

しかし関節のセンサーが十分働いていないと、脳は体の適切なコントロールの仕方が分かりません。

脳が情報をどう活用しているかを実感してもらう簡単な方法があります。

体の位置や重心を認識するのに、脳は視覚情報も活用しています。

つまり片足立ちで目をつぶれば、脳が必要な情報を失った状態を再現できます。

体が力んで硬くなる事や重心が真ん中に収まらず右に左にブレるのを実感できると思います。

体の位置・重心が分からなくなると、体は滑らかなコントロールを失って、体を固める事で少しでも安定させようとします。

また滑らかなコントロールを失って、右に左に目まぐるしく重心がブレます。

視覚でなく体感覚(固有受容覚)のエラーでも同様の事が起こります。

大抵のぎっくり腰は、大き過ぎる負荷で起こるのではなく、

そもそも体感覚がエラーを起こしている事で、腰部の安定を確保できないまま腰部に負担がかかって起こっています。

要は100kgとかの高重量を支えたりして起こるというより、

体が安定を確保しないまま、ただ屈んだりした瞬間に自重さえ支えられず ぎっくり腰を引き起こしたりする場合が多いです。

では、この体の感覚がないまま動こうとするとどうなるか?

目を閉じて片足立ちした時に、重心が右に左にとグラつくのは、ちょうど良い緊張を作れず 過剰な緊張によって右に行き過ぎ、その修正で左に行き過ぎを繰り返しているからです。

車のハンドルを切り過ぎて右に左にと振られるのに似ています。

つまり感覚がエラーを起こしていると、動こうとした時に過剰に筋肉が働きます。 しかも滑らかにではなく、急激にギュッ!と収縮します。

すると肉離れを起こしている筋肉に急激にストレスがかかり、激痛が起こります。

力を抜けばいいだけですが、感覚がないと力の抜き方が分からないので、激痛に対してまた体を固めてますます痛いという悪循環です

ぎっくり腰を自分で治す

つまり、ぎっくり腰の動作時痛を改善するには、体の感覚を回復させて、無駄な緊張を起こさないでいられるようにする事が最適です

特にぎっくり腰の場合、下部肋骨の関節(肋椎関節)のセンサーが働いてないケースがほとんどです。

下位肋椎関節のセンサーを再起動すれば、たちまち体は滑らかに動かせるようになり、その結果動作時痛が劇的に改善できます

そこで、自分で下位肋椎関節のセンサーを再起動する方法をご紹介します。

ぎっくり腰になった時には思い出して下さいね。

https://youtu.be/pMf2fy_pzwA

もちろんぎっくり腰にならないよう、日頃から運動や整体でのコンディショニングを心掛ける事が一番ですけどね

結論だけ読む人用の要約

ぎっくり腰になったらこのセルフケアで改善します。

https://youtu.be/pMf2fy_pzwA

ただし、そもそもぎっくり腰にならないよう、日頃から運動や整体でのコンディショニングを心掛けましょう

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姿勢が悪いと何が問題?

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姿勢が悪いと何が問題?

当院に猫背の子供を連れてきて、姿勢改善をお願いされるケースは多いですが、ほぼ例外なく「見た目の印象が悪いから」という理由です。

姿勢が良くなれば自信があるように見えるし、

友達も増えそう

異性にもモテて楽しい青春時代を送れそう

いずれは就職面接にもきっと影響する

親御さんは子供たちの現在と将来の為にも、見た目を改善しようと当院に訪れるわけです。

でも正しい姿勢によってもたらされる恩恵って、本当に見た目だけなんでしょうか?

【目次】

姿勢は何のために必要?

横隔膜が呼吸のキー

大量絶滅を乗り越えた横隔膜という戦略

哺乳類の呼吸システムは非効率

横隔膜が働くには?

まとめ

結論だけ読む人用の要約

姿勢は何のために必要?

姿勢が仮に見た目だけの問題なら、モデルさんの姿勢や歩き方が最高と言えるかも知れませんね。

でも実際には運動の専門家は、モデルの姿勢や歩き方を推奨しないでしょう。

実際には、良い姿勢は良い呼吸の為に必要です

そして呼吸が悪ければ、何をやるにせよ良い結果に繋がりにくいです。

呼吸は

・代謝

・集中力

・記憶力

・感情コントロール

・回復力

・自律神経の安定

・筋出力

などなど様々な機能に関わる生命の根幹的な要素です。

姿勢が悪いと、これらの機能が十分に働かないので、大きな不利を抱えている事になります。

横隔膜が呼吸のキー

横隔膜という単語は皆さん聞いた事があると思いますが、横隔膜が実は筋肉の名前とは知らない方も多いです。

人の胴体を単純に説明すると、胸腔と腹腔という、2つのスペースによる2階建て構造になっています。

胸腔には肺や心臓などが収まり

腹腔には胃・肝臓・小腸・大腸などが収まります。

そして、胸腔と腹腔の間を隔てる膜状の筋肉が横隔膜です。

つまり1階(腹腔)の天井であり、2階(胸腔)の床に相当する境界と言えます。

イメージとしては、2階の床がトランポリンのような弾性構造で出来ていて、

1階の荷物がパンパンなので、そのトランポリンの床が常に上に押し上げられてるような状態です。

トランポリンの張力でグッと1階の荷物を下に押し込むと2階のスペースが広がります。

すると広がった分、肺に空気が取り込まれます。

1階の荷物は押し潰されるので、その分 お腹が膨らみます。

膨らんだお腹(1階)が再び戻ると、トランポリンの床が持ち上がって 2階のスペースが狭くなり、肺から空気が押し出されます。

これが横隔膜による呼吸です。

大量絶滅を乗り越えた横隔膜という戦略

実は横隔膜は哺乳類だけが持つ呼吸戦略です。

約2億5100万年前に生物史上最大規模の大量絶滅が起こっています(ペルム紀末の大量絶滅)

この大量絶滅によって地球上の95%の生物種が絶滅し、ポッカリ空いた生態系の空き地に急速に適応・進化していった事で恐竜が大繁栄するきっかけにもなります。

恐竜が繁栄する前には地上には、哺乳類型爬虫類といって 我々哺乳類の祖先が大繁栄していました。

しかしペルム紀末に森林大火災が起こり、その影響で地球上の酸素濃度が大きく低下し、陸海ともにほとんどの生物種が絶滅したとされています。

その中でも、呼吸に優れた種が生き残ります。

恐竜の祖先は鳥類と同じく気嚢という呼吸用のポンプを持っていて呼吸機能が高かった事で、この後 大繁栄を築く事になります。

ワニは横隔膜こそ持っていませんが、肝臓の脇についた筋肉で肝臓を横隔膜のように動かす事ができ、高い呼吸能力を持っていたので、恐竜と陸地の覇権を争う2大勢力の1つでした。

このペルム紀末の大量絶滅で、哺乳類型爬虫類も大部分が絶滅しましたが、既に横隔膜を獲得していた1部の哺乳類型爬虫類だけが生き残り、やがて僕ら哺乳類へと進化していきます。

哺乳類の呼吸システムは非効率

実は哺乳類の呼吸は、他の多くの動物の呼吸と比べて効率が良くありません

例えば鳥が吸った空気は気管を通って、肺と 肺の下の後気嚢に送られます。

吐く時には肺から前気嚢を通って気管を通過していきます。

肺から前気嚢に空気が送られる時、後気嚢に溜めた空気は肺に送られます。

つまり吸ってる時にも 吐いてる時にも、肺には新鮮な空気が取り込まれています。

現在 地球上で繁栄する多くの動物種がこれに似た【循環型】の呼吸システムを使っています。

バスで乗り口と降り口が違う扉なので、押し合いが起こらないのと同じです。

つまり吸う空気と吐く空気は混ざりません。

しかし両生類や哺乳類は【往復型】の呼吸システムを採用しています。

電車の扉のように同じ扉から出て 同じ扉から入るので、押し合いへし合いとなります。

吸う空気と吐く空気は混ざり、吐き切らないと吸えないという形です。

これにはメリットも一応あります。

鳥は気嚢炎などを患うと、循環型であるが故にタンを吐くのが困難です。

タンが吐けないと呼吸を詰まらせて命に関わります。

哺乳類の往復型の呼吸システムは効率は悪いけど、感染症には強いとも言えます。

このように効率の悪い呼吸システムを採用する哺乳類にとって、横隔膜という戦略は 他の種にはない、呼吸の不利を補う極めて重要な呼吸システムなのです。

隔膜が働くには?

横隔膜が効率よく働くためには

①横隔膜の付着部である肋骨下部が安定して下制されている事

②腹圧(お腹の内圧)がしっかり確保されている事

が必要になります。

『①肋骨下部の下制』の為には胸椎(肋骨のつく背骨)の生理的後湾(背中の適切な丸み)が必要で、

『②腹圧』の為には腰椎の生理的前湾(腰の反り)が必要です。

姿勢の悪い人の多くは、背中が丸まっているように見えて、

実際には上部胸椎だけが過剰に丸まっていて、

中部〜下部胸椎はフラット化しているパターンが多いです。

また、腰は一見 反り腰に見えて、

実際には上部腰椎だけが過剰に反っていて、

中部〜下部腰椎はフラット化しているパターンが多いです。

つまり、下部胸椎と上部腰椎(胸腰移行部)を反らしている人が多いです。

胸腰移行部を反らすと、そのレベルの前面(みぞおち)が上がります。

みぞおちは肋骨下部、つまり横隔膜の付着部です。

横隔膜はみぞおちに引っ張られるように下方に収縮する事で、胸腔のスペースが拡張して肺に空気を取り込む事ができます。

しかし横隔膜が下りようにも、みぞおちが横隔膜に近付くように上がってきてしまっては、横隔膜が下りる距離が足りなくなります。

イメージでいうと、弓をつがえた時に

右手でしっかり弦を引いてきたものの、

弓を支えてる左手がサーッと右手に近付いてきてしまってる状態です。

しっかり距離を確保できないと、弦は収縮する力を発揮できません。

横隔膜でいうと、みぞおちがしっかり下制されていなければ、横隔膜の収縮力が十分に発揮できないという事です。

そして 息を吐く時には、横隔膜が下から圧迫されて上に持ち上がる事で、胸腔のスペースが狭くなって肺から空気が押し出されるわけですが、腹圧が弱いと横隔膜を押し上げる事ができません。

腹圧は腰椎の反りやみぞおちの下制がないと低下してしまいます。

つまり息を吐けません。

哺乳類の呼吸システムは往復型です。

吐けなければ吸えません。

息を吐く力が弱いという事は、肺に古い空気が残り続けているような状態です。

残っているので新しい空気を取り込む事ができず、常に酸欠の状態となります。

まとめ

姿勢が悪いと呼吸の質が落ちて、

・代謝

・集中力

・記憶力

・感情コントロール

・回復力

・自律神経の安定

・筋出力

などなど様々な機能が低下します。

当然 睡眠中も効率の悪い呼吸を続けるので「寝ても疲れが取れない」という事になり、全ての効率が落ちてしまいます。

正しい姿勢は見た目の為にだけ必要なのではなく、呼吸と睡眠の質を上げて、全ての生産性を高める為に必須なのです。

「呼吸がダメだと全てがダメ」と言っても過言ではありません

ただし呼吸はテクニックではないので、良い姿勢を心掛けて良い姿勢を作ればいいわけではありません。

体の機能を整える事で、結果的に良い姿勢になる事が大事です。

もちろんある程度は意識も関係しますが、メインは無意識の制御です。

良い姿勢を心掛けた所で、寝た時まで心掛ける事は出来ませんよね

姿勢と呼吸の妨げになっている問題をクリアすれば、勝手に良い姿勢になり、良い呼吸になります。

当院の整体でも常に、呼吸・姿勢・歩行を改善できるよう調整しています。

また、運動も姿勢や呼吸の機能回復には重要です。

姿勢を良くする上で、良い姿勢を心掛ける事よりも、とにかく体を動かすという事も大事です

呼吸と姿勢改善に有効なエクササイズをご紹介します。

https://youtu.be/2eMNAYhqnIc

結論だけ読む人用の要約

姿勢が悪いと、横隔膜を上手く使えません。

そのため 呼吸の質が落ちて、全ての生産性が低下してしまいます。

良い姿勢は、見た目以上に 呼吸のためにこそ必要なものです。

良い姿勢・良い呼吸の為にはしっかり運動をしましょう。

呼吸と姿勢改善に有効なエクササイズ

https://youtu.be/2eMNAYhqnIc

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【ワクチン開発最前線】未知のテクノロジーの安全性は?

ワクチンの種類

ワクチンには現在、大別して5種類があります。

生ワクチン (弱毒化したウイルス)

不活化ワクチン (活動を停止させたウイルス)

成分ワクチン (ウイルスの1部)

ベクターワクチン (組み替えウイルス)

核酸ワクチン (ウイルスの設計図)

今回はワクチンの歴史に沿って、各ワクチンを解説していきます。

【目次】

① 既存のワクチン3種と未知のワクチン2種

② そもそも免疫とは?

③ ワクチンの歴史《生ワクチン》

④ ワクチンの歴史《不活化ワクチン》

⑤ ウイルスの歴史《成分ワクチン》

⑥ ウイルスの歴史《ベクターワクチン》

⑦ ウイルスの歴史《核酸ワクチン》

⑧ 急加速する未知のテクノロジーのリスク

⑨ ワクチンの治験の状況

⑩ まとめ

結論だけ読む人用の要約

① 現在使用されているワクチン3種と未知のワクチン2種

一般的に使用されているワクチンはです。

今回コロナウイルスのワクチンとして開発されているものの多くにがあります。

ベクターワクチンはまだ症例数が少なく、長期的な副作用などが明らかになっていません。

核酸ワクチンに至っては、動物実験までしか進んでおらず、人類にはまだ完全に未知のワクチンです。

これらのワクチンは20年後頃の実用化を見込んで研究されてきていました。

それが今回のコロナ禍で、急ピッチで開発が進んでいるし、承認へのハードルも下がっています。 従って、長期的に見ても安全かどうか?といった問題は全く保証されていません。

② そもそも免疫とは?

ワクチンはヒトの身体に《免疫》をつけさせるための手段です。

では《免疫》とは何か?

基本原理としては《二度なし》という原則によって感染症を防ぐ仕組みです。

要は、一度かかった感染症に「二度はかからない」という現象です。

ただし免疫機能は常にすべての細菌やウイルスに対してパーフェクトに機能するわけではないので《二度なし》の言葉通りにならない事も多いですが、原理を単純化するなら《二度なし》を原則と考えると飲み込みやすいです。

天然痘や 麻疹(はしか)は元々、一度かかると二度かからない事が知られていました。

だから二度目を防ぐ何か、そういう仕組みがヒトの身体にはあるはずだと考えられました。

この「二度なしはなぜ生じるんだろう」という疑問が免疫学の起源になります。

ヒトの免疫系には《免疫記憶》というものがあります。

感染した病原体を記憶している細胞です。

(メモリーB細胞やメモリーT細胞など)

最初の病原体侵入時は反応が鈍く、すぐには反撃できないので感染を許してしまいますが、

2回目はその病原体に対してスタンバイ状態でずっと構えているので、その病原体が侵入してきた瞬間スムーズに撃退できます。

免疫系の細胞(T細胞やB細胞)は、病原体に対応する様々なパターンの抗体(免疫グロブリンと呼ばれるタンパク質など)をあらかじめ用意しています。

そしてパターンに合う病原体が侵入すると活性化します。

様々なパターンと簡単に言いましたが、何パターンくらいあるんでしょう?

千パターン? 

いやいや、1万パターン? 100万?

それどころか1億? 1兆?

実は1無量大数といったスケールで パターンが用意されているそうです!

無量大数なんて単位、本当に使う時があるんですね〜

一,十,百,千,万,億,兆,京,垓,,穣,溝,澗,正,載,極,恒河沙, 阿僧祇,那由他,不可思議,無量大数 となります

まぁ僕からすれば「千,万,億,いっぱい」って感覚ですね。

もう想像できません。

そのくらい、免疫システムは複雑だとだけ理解してもらえれば大丈夫です

以前は「細胞の中の遺伝子は設計図なので基本的に変化しない」と考えられていました。

しかし免疫細胞は、自分の細胞内の遺伝子を変化させられる事が分かっています。

これによって、病原体に対する武器(抗体やT細胞受容体)に様々なパターンを作っています。

③ ワクチンの歴史《生ワクチン》

一度天然痘にかかると、二度はかからない。

ならば、天然痘に人為的にかからせれば、二度なしで防げるんじゃないか?

という発想で、天然痘患者の膿疱から取った液体を注射する人痘接種法が既にありましたが、重傷化する人や死者も出ていました。

そんな中「天然痘に似た病気でも《二度なし》を獲得できるのではないか?」という発想から エドワード・ジェンナー医師は、天然痘の予防法として牛痘を接種する方法を確立しました。

牛の乳搾りをする人がよく牛痘に感染していたのですが、天然痘に比べてはるかに軽い症状の病気でした。

牛痘にかかった人は その後、天然痘にかからないという言い伝えにジェンナーは着目しました。

そこで使用人の子供に牛痘を接種して発病させ、

治癒後に天然痘を接種してみるという実験(チャレンジテスト)を行い、その効果を確認しました。

ちなみに当初は「牛痘を接種すると牛になる」などと恐れられて、なかなか広まらなかったそうです

この発見は「弱毒化した病原体で感染予防と、接種自体による感染を防げる」という事が立証された事を示しています。

これがワクチンの始まりです。

病原体をいかに弱毒化するかというのが、ワクチン開発の手段であり目標でした。

これを《生ワクチン》と呼びます。

つまり「生きたウイルスそのもの」を弱毒化して体内に入れる事で免疫を獲得するワクチンです。

④ ワクチンの歴史《不活化ワクチン》

しかし、実は免疫側は既に準備が整っていて、色々な病原体に適応するパターンを準備してある事が分かってきました。

であれば、この免疫系を正しく刺激すれば《二度なし》を人工的に起こせるんじゃないか?

という発想が起こります。

つまり、それまで《生きたウイルスそのもの》を弱毒化して体内に入れるしかなかったのに対して、

免疫系が「ウイルスがきた!迎撃準備だ」と認識しさえすれば効果がある事が分かってきました。

体に打ち込むウイルスが生きている必要はなく、

人間に害がなく、免疫系が「ウイルスだ」と認識(実際には誤認)できる『成分』だけを注入する事ができれば、感染のリスクをなくした状態で、免疫を獲得できるワクチンが作れるんじゃないか?

という事です。

そこで、ウイルスをホルマリンなどに漬けて殺した後の残骸から その成分をきれいに精製して打ってみたところ、実際に病気が防げる事が確認できました。 それが《不活化ワクチン》です。

ウイルスは生物かどうか議論が分かれるところなので「殺す」という表現は本来正しくありませんが、分かりやすい表現として敢えて使っています。

正しくは「ウイルスを殺す」=「ウイルスを不活化する」です。

ただし 不活化ワクチンでは、実際の感染に比べて免疫系の反応が若干弱く、効果も長く続かない事も分かってきました。

その理由なのか?といった研究が進み、免疫系への刺激を強化する為に《アジュバント》という効果促進剤のようなものを、ワクチンの成分と同時に打ち込んで、免疫系を刺激して効果を高めてあります。

こうして現在の主流は不活化ワクチンになっています。

⑤ ウイルスの歴史《成分ワクチン》

ただ、これらのワクチンの精製は簡単ではありません。

例えばインフルエンザウイルスのワクチンは、まず鳥の卵にインフルエンザウイルスを入れてウイルスを培養します。

そこからウイルスの粒子を取り出して、ホルマリンなどで殺して精製する事で不活化ワクチンが作られています。

要はウイルスを増やすのに卵が大量に必要という事ですね。

そんな中、70年代以降のバイオテクノロジーの急速な発達から「ウイルスを増やさなくても、ウイルスの成分の1つだけを人工的に作ったらどうだろう?」という発想が生まれます。

これは《成分ワクチン》もしくは《組換えワクチン》《コンポーネントワクチン》などと呼ばれています。

例えば「あるウイルスの表面に飛び出している突起の設計図」を用意して、それを酵母・大腸菌・昆虫の細胞・ヒトの細胞などで人工的に増やします。 その細胞を全部殺してタンパク質を精製すると、ウイルスの一部だけの成分が取り出せます。

これをヒトの身体に打ち込んだら、ちゃんと免疫ができる事が確認できました。

ただ不活化ワクチンと同じく 刺激が弱い為、アジュバント(効果促進剤)や、何回打つ(接種スケジュール)等のフォローする方法論と共に発達してきました。

⑥ ウイルスの歴史《ベクターワクチン》

さらに遺伝子工学の発達から「ウイルスの成分を人間の体の中で作れないかな?」といった発想まで生まれてきました。

これまでは、ウイルスの全部または一部を育てて、人体に接種していました。

新たな発想では、ウイルスの設計図だけ打ち込んで ウイルスの一部を人体内で複製させて、免疫システムを作動しようという試みです。

これなら製造が比較的簡単で、管理も容易です。

要はコストが安い。

量産しやすいし流通もさせやすいという事ですね。

遺伝子治療にも使われる先端的な技法に《ウイルスベクター》というものがあります。

遺伝子操作などで自己複製能力と増殖力を失わせたウイルスに、患者に欠落している遺伝子を組み込んで、体内で増やそうというものです。

つまり本来なら人体で作り出すべき酵素などのタンパク質を作れないといった病気に対して、

そのタンパク質の設計図を持ったウイルスを感染させれば、体内でその酵素が精製される事になります。

要は「足りない遺伝子をウイルスで補充する」という遺伝子治療です。

遺伝子治療というのは、私たちの体に足りない遺伝子を補ったり、壊れた遺伝子を修復したりするものです。

そこで「この遺伝子工学的技法をワクチンに使えるのでは?」という考えが浮かびました。

本来は体内に持っていない外来のウイルスの一部の成分を増やす事もできるのでは?

それができれば、その成分に対して免疫ができるはず。

という事で開発されたのが《ベクターワクチン》です。

⑦ ウイルスの歴史《核酸ワクチン》

さらに今はドラッグ・デリバリー・システムといって、

「身体のどこに薬を届けるのか」という技術がすごく発達してきてます。

初歩的なものでは、例えば腸溶剤という薬は、口から飲んで胃で溶けず、腸まで行って初めて溶けるよう細工されています。

こういった技術進歩で、今までは体内の目的地に着くまでに分解されてしまっていた大きな分子も、目的の細胞に届けることができるようになってきました。

そうすると、遺伝子の設計図であるDNAや、

DNAを転写して、具体的な指示書の状況に書き換えたRNA、

これらをまとめて《核酸》と言いますが、

「核酸自体を血液に打ち込めば細胞の中に入れられる」という技術も研究されています。

そうなると、もうウイルスベクター(運び屋)の力を借りる必要もなくなります。

もうDNAやRNAをそのまま打って、目的の細胞に入った瞬間にそれがタンパク質に翻訳されて、それでウイルスの成分を作ってもらう。

そうすると、対象のウイルスに感染したのと同じような効果が得られるはずだ!という段階まで、最近のたった20年で一気に進歩しました。

こうやって作られようとしているのが、

DNAワクチン・メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン

まとめて《核酸ワクチン》といいます。

⑧ 急加速する未知のテクノロジーのリスク

生ワクチン・不活化ワクチン・成分ワクチンと、

ベクターワクチン・核酸ワクチンでは、考え方が全く違います。

前者は「ウイルス(またはその一部)を外部から入れる」

後者は「ウイルスの一部を内部で作らせる」

そして、核酸ワクチンは、今までヒトには試されたことのないテクノロジーです。

遺伝子治療においても、ほとんどがウイルスベクターを使ったものなんで、核酸だけを打ち込む治療は未だにヒトでは未体験エリアとなっています。

核酸ワクチンは動物実験ではうまくいっていて、しかも理論上は、うまくいくであろうこともよく分かっています。

ただヒトで試された事はないので「これから10〜20年かけて安全に実用化していきましょう」というのが、これまでの風潮でした。

しかしこのコロナ禍で、開発タイミングと需要がピッタリ重なってしまいました。

新型コロナは危険性が高いので、生ワクチンは使用されないと思われます。

不活化ワクチン・成分ワクチンの開発に関して、時流に乗って今までのペースより早いです。

とはいえ、テクノロジーの波に乗れてない分、核酸ワクチンなどの開発と比べて遅いとされています。

不活化ワクチン・成分ワクチンの場合「どの酵母で作ればいいのか? 大腸菌で作ればいいのか?」「精製法はどうなのか?」といった製造や精製の工程がありましたが、

核酸ワクチンであれば それら全てをすっ飛ばして、DNAなりRNAなりを合成したら、後はドラッグ・デリバリー・システムを考えて加工して打つだけ、となります。

DNAやRNAなんて難しそうですが、どの部分を合成して体に作らせればいいかなんて事も、以前に比べれば格段に簡単に分かっていて、

ウイルスのどの部分がヒトの細胞に侵入する際に使われるか(=ヒトの免疫系がウイルスのどの部分に反応するか)が分かれば そこだけ作ればいいので、

今のテクノロジーからすると、安全性はともかく開発は簡単らしいのです。

SARS・MARS対策で、これまでにもベクターワクチンや核酸ワクチンの開発が ある程度進んでいる背景もあります。

ベクターワクチン・核酸ワクチンに関しては「あとは打つだけ」の段階に入っていますが「ヒトに打ってどうなるか?」は打ってみるまで分からない。

ただし大量生産などが簡単で、テクノロジーとして原理はよく分かってきている。

誰にも試されていないテクノロジーに、業界も全世界も前のめりになっている状況です。

ある意味では、大規模な人体実験とも言えるかも知れません。

また副作用の1つとして《ADE》(antibody dependent enhancement = 抗体依存性感染増強現象)といって、ウイルスに抗体がくっつく事で、感染や症状が促進されるケースも懸念されていまるようです。

つまりワクチンを打つ事で、病気に感染した時に「症状がより悪化するリスク」ですね。

動物実験段階でSARSのワクチンで、このADEが起こっていて、新型コロナとSARSは酷似している事から危険視されています。

また、ベクターワクチン・核酸ワクチンは長期的な予後に関しては全く分かっていないのが現実です。

今までのワクチンは、子どもの時に打って 寿命を全うするまで問題なく生きていた人たちによって、長期的な結果が実証されています。

それに対して核酸ワクチンは、今回の治験までに世の中に打った人は1人もいません。

打って10年後に起こるような副反応があるかも知れないけど、それは誰にも分からない状態です。

⑨ ワクチンの治験の状況

とは言え、これらのワクチンの試験も大きく進んできていて、その結果からは ヒトの体において免疫がちゃんと反応することが分かってきています。

一方で、あまり報道されない安全性についてですが、

発熱・頭痛レベルを含めると相当 出ているようで、普通ならワクチンの治験が止まるレベルのものも報告されています。

この辺は時流に後押しされて「人が死ななければいいや」という基準に意識レベルが下がっているのが実情のようです。

結局、ワクチンが感染を防げるかどうかというのは、ワクチンを打って実験した時に感染させてみないと分かりません。

これを、今 やる事を視野に入れているのがアメリカです。

チャレンジテストというもので、要は ヒトにワクチン候補薬を打って、しばらくして新型コロナをかけるという治験ですね。

効けば感染しないか、感染しても重症化に陥らずに済むので、それを実際にヒトで試してみるわけです。

お金も出るし、参加希望者は殺到しているようです。

5/19の発表で、アメリカのモデルナ社が開発したワクチンを18歳55歳の45人に打って、45人全員から抗体が確認されたと発表しています。

現時点で発表されている研究では、最も実用化に近いとされているワクチンです。

このワクチンは核酸ワクチンの1つ、mRNAワクチンですね。

⑩ まとめ

今後、何種類かのワクチンが開発されてくるのではないかと見込んでいますが、

もし僕らの方でワクチンを選べるのであれば、どの種類のワクチンかという事にも注目したいですね。

また、ワクチンを打つべきかどうかは難しい判断ですが、自分の生活や考え方に則って、真剣に考える事が必要になるかも知れません。

結論だけ読む人用の要約

今開発されているワクチンの最前線は、

人類が初めて受ける《核酸ワクチン》や、

まだほとんど臨床データのない《ベクターワクチン》などが主流です。

その為、安全性については未知の部分が多いです。

新型コロナのワクチンとして開発されているものには他に、従来の《不活化ワクチン》《成分ワクチン》などもあり、こちらの方が安全性は担保されていると考えられています。

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セルフケア【ペルビックボウル】

腹筋群をアクティブにして

骨盤の制御

上半身の安定

を獲得する為のエクササイズです。

ペルビックボウル|市川整体院bodytalk.jpg

【ペルビックボウル】

①ホームポジション

②骨盤の前傾・後傾

息を吐きながら尾骨を軽く天井側に向けるように骨盤を傾ける

息を吸いながらニュートラルに戻す

息を吐きながら尾骨を軽く床側に向けるように骨盤を傾ける

息を吸いながらニュートラルに戻す

③骨盤の左右回旋

息を吐きながら軽く骨盤を右に向ける

※膝は倒れないように

息を吸いながらニュートラルに戻す

左も同様

④息を吐きながら骨盤を一周させる

同じく反対回し

⑤シッツボーンリーチ(骨盤の左右側屈)

息を吐きながら左座骨を右かかとに少し近付けるように骨盤を傾ける 息を吸いながらニュートラルに戻す

右坐骨も同様に

このエクササイズはおへその下部辺りに丸いおぼん(トレー)を乗せて、

そのおぼんに置いたビー玉を お盆のふちに沿わせてコロコロと一周させるようなイメージで行うと、スムーズな動きに繋がりやすいです。

腹筋群をしっかりコントロールして、骨盤の制御と上半身の安定を獲得できます。

セルフケア【多裂筋エクササイズ】

多裂筋とは

多裂筋|市川整体院bodytalk.jpg

多裂筋という筋肉は背骨の後面に付着する最も深層の筋肉です。

この筋肉は仙骨(骨盤)から頚椎2番までについていて、背骨の安定性に大きく貢献します。

特に腰部の安定性と、腹圧の保持には重要な筋肉です。

この筋肉が過剰に緊張していると反り腰になって、

50歳以降で脊柱管狭窄症のリスクが高まります。

またこの筋肉が弛緩し過ぎてしまっていると腰椎のフラット化を引き起こし、

20〜40代で腰椎ヘルニアのリスクが高まります。

ご紹介するエクササイズは特に

● 腰椎がフラットな人

● 腹圧が上手く使えない人

にお勧めのエクササイズです。

【多裂筋エクササイズ】

多裂筋エクササイズ|市川整体院bodytalk.jpg

仰向けに寝る

みぞおちをおへその方に引き下ろす

片足のかかとで床を一瞬グッと押して弛める

10回繰り返す

反対足も同様に

セルフケア【下部僧帽筋エクササイズ】

下部僧帽筋エクササイズ

下部僧帽筋エクササイズ|市川整体院bodytalk.jpg

座位で腕を横に開いて、手が肩よりやや高い位置

手は体の真横ではなく、やや前方(45°くらい)に位置(肩甲骨の延長上)

鼻から息を吸う

鼻から息を吐きながら、

胸を下げつつ肩甲骨を引き寄せて、わずかに手の位置を上げる

鼻から息を吸って上半身を起こし、手の位置を戻す

10回ほど繰り返す

【セルフケア】ヒラメ筋ストレッチ

ヒラメ筋ストレッチ

ヒラメ筋ストレッチ|市川整体院bodytalk.jpg

 

片脚立て膝の姿勢 

前脚の膝の方に重心をかけていく 

前足の足首を脱力する

※ つま先の向きと膝の向きが一致するように行う。

※ お尻が外に逃げると膝が内側を向いてしまうので注意。

【セルフケア】ツイストエクササイズ

【ツイストエクササイズ】

ねじりの力を正しく溜めて、正しく開放するためのエクササイズ

ツイスト系競技(野球・ゴルフ・サッカー・テニス・格闘技etc)の

パフォーマンスアップのためのエクササイズ

肩幅程度のスタンスで立ち、胸の前で両手の甲を合わせる。

ツイストエクササイズ①|市川整体院bodytalk.jpg

片足(前足)を前方45°くらいの位置に一瞬着いて、同時に反対足を一瞬浮かす。

ツイストエクササイズ②|市川整体院bodytalk.jpg

前足を浮かして、両腕を後ろ足方向に引き、後ろ脚にひねりの力を溜める。

ツイストエクササイズ③|市川整体院bodytalk.jpg

前足を地面に下ろすと同時に骨盤を切り返す。

ツイストエクササイズ④|市川整体院bodytalk.jpg

骨盤の回転に引っ張られて両腕をスイング。

ツイストエクササイズ⑤|市川整体院bodytalk.jpg

振り回された腕が体に巻き付くイメージ。

ツイストエクササイズ⑥|市川整体院bodytalk.jpg

反動で巻き付いた腕が戻る。

①〜⑦を数回繰り返す

反対も行う。

動画(19秒)

https://youtu.be/emD3kh8I8BE

私たちは3次元に存在しているので、体の動きも3種類しかありません。

・前後方向の動き

・横方向の動き

・回旋の動き

この中で最も安定しているのが前後の動きです。

次に横方向の動き。

最も不安定なのが回旋の動きとなります。

しかし回旋の動きはとてもパワフルなので、多くのスポーツでこの動きが主役となります。





回旋動作は強力な力を生む事が出来ます。

しかし最も不安定な動作でもあります。

回旋動作の前提として、前後動作(屈曲伸展)と横動作(左右側屈)の安定性をしっかり獲得しておく事が重要です。

スポーツでケガしやすい人は大抵、回旋動作以前にこの2つの動作軸での安定性が担保されていません。

ケガしやすい人は回旋動作ではなく、まずは前後動作・横動作のパフォーマンスを上げる事を優先していく必要があります。

【セルフケア】片膝立ち 前後反復エクササイズ

【片膝立ち 前後反復エクササイズ】右足が前の場合

片膝立ちで、膝立ちしてる側は足の甲を床に付ける。

左太もも右スネが垂直のポジション

ハーフニーリング前後ペンデュラム(ニュートラル)垂直線.jpg

右足の親指の付け根・小指の付け根・カカトの前部分の3点でしっかり床をとらえる。

足底の三脚.jpg

 

首を長く、アゴを引いて、鎖骨を広げて、みぞおちを下げる。

※ この姿勢は常にキープする

前脚の膝を前方・やや内側に進めていって、親指の付け根に体重をかけていく。

ただし小指側が浮かないように。

※ この時、骨盤が左を向いてしまわないように、しっかり正面を向いたままキープする。

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曲げた膝を伸ばしながらお尻を引いていく。

膝はわずかに外側にシフトさせていき、徐々に小指の付け根に重心を移していくが、親指が浮かないよう注意。

※ この時、上半身を少し前傾させていくが、体が右を向かないように、しっかり正面を向いたままキープする。

※ 腰を丸めないで、股関節をしっかり曲げる(お尻を後方に引く)

ハーフニーリング前後ペンデュラム(後方).jpg


5〜10回繰り返す。

【セルフケア】仰向け90-90呼吸

【仰向け90-90呼吸】スーパイン・ナインティ―・ナインティ― 

スーパイン90-90呼吸.jpg

仰向けで股関節90°・膝90°、少し膝を開いたポジションを取る。

首を長く、アゴを引いて、鎖骨を広げて、みぞおちを下げる。

上下の歯は軽く離れていて、舌が上アゴ 触れている状態。

鼻から吸って、鼻から吐く。

   ※ 吸った秒数の2倍長く吐く。

肋骨の側方に空気が入ってくるように呼吸する。

【セルフケア】体側部アクティベーション

【体側部アクティベーション】※ 右の場合

対側部アクティベーション.jpg


右手を壁に

右手で壁を押しながら、右足を上に引き上げる

※ ぬかるみにはまった足を引っこ抜くイメージで、

  膝はまっすぐのまま右の骨盤を持ち上げる

足を戻す

5〜10回行う

【セルフケア】頚板状筋エクササイズ

【頚板状筋エクササイズ 前方頭位の矯正

頭板状筋エクササイズ.jpg

片手を後頭部、片手を胸部に

顔を前方突き出す

胸部を下に下げながら、後頭部を後ろに引く

 ※ 胸部はわずかに下がるか、もしくは上がらなければOK

3〜5回やったら反対の手でも行う

図では右手を後頭部に当てています。

この時、顔がわずかに右を向いていると、より頚板状筋に負荷をかけやすいです。

その場合、頭部を動かす方向は顔の向きではなく、体の向きに対してまっすぐ前後方向です。

筋トレではなく神経のトレーニングなので、手で後頭部に加える抵抗はわずかで十分です。

慣れない内は回数は少な目に。

頑張り過ぎると首・肩の痛みや頭痛の原因になります

もし痛くなった場合は、抵抗をさらに軽く。回数も少なく行って下さい。

【セルフケア】内転筋ストレッチ

【内転筋のストレッチ】

内転筋ストレッチ.jpg

台に対して体を真横に向けて立つ

片脚を台に乗せる

上の脚は膝を伸ばし、足の内側(親指側)を台につける

上半身を台の方に倒す

【セルフケア】歩行修正エクササイズ

【歩行修正エクササイズ】

歩行修正エクササイズ.jpg

両足つま先を正面に向けて足を前後に立つ

  ※ 歩幅は最初は半足分 慣れたら1足分

前足の上にまっすぐ乗っかる

  ※ この時に前脚の膝が前後にブレないよう意識

前脚の膝が伸びた時に、後ろ脚の膝はリラックスして軽く曲がる

後ろ足かかとをついた形に戻る

  ※ この時にも前脚の膝がブレないよう意識

5〜10回繰り返す

ショート動画

https://youtu.be/MQ91WFl2wOI

【セルフケア】寝返りエクササイズ

【寝返りエクササイズ】

8パターンに寝返りをしていく事で
●背骨の各分節ごとに独立した運動(アーティキュレーション)の獲得
●肋骨の可動性回復
を目的としたエクササイズです。


※最下部に動画URLを貼ってます

寝返りエクササイズ(右手リーチ前方ロール).png


【右手リーチ前方ロール】
 

①仰向け

 

②右手を浮かして上から順に上半身を持ち上げていく

③右足を残してゆっくり上半身を横向き
 

④出来るだけ右足を残してゆっくり上半身をうつ伏せ
 

⑤ゆっくり右足も浮かせて
 

⑥完全にうつ伏せ

 

寝返りエクササイズ(右手リーチ後方ロール).png

【右手リーチ後方ロール】
 

 

 

①うつ伏せ

 

 

 

②右手を浮かして上から順に上半身を持ち上げていく
 

③右足を残してゆっくり上半身を横向き
 

④出来るだけ右足を残してゆっくり上半身を仰向け
 

⑤ゆっくり右足も浮かせて
 

⑥完全に仰向け

 

寝返りエクササイズ(右足リーチ前方ロール).png

【右足リーチ前方ロール】
 

①仰向け
 

②右足を浮かして下から順に上半身を持ち上げていく
 

③右手を残してゆっくり上半身を横向き
 

④出来るだけ右手を残してゆっくり上半身をうつ伏せ
 

⑤ゆっくり右手も浮かせて
 

⑥完全にうつ伏せ

 

寝返りエクササイズ(右足リーチ後方ロール).png

【右足リーチ後方ロール】

①うつ伏せ

②右足を浮かして下から順に上半身を持ち上げていく

③右手を残してゆっくり上半身を横向き

④出来るだけ右手を残してゆっくり上半身を仰向け

⑤ゆっくり右手も浮かせて

⑥完全に仰向け

同様に

手リーチ前方ロール

左手リーチ後方ロール

左足リーチ前方ロール

左足リーチ後方ロール

順不同で問題ありません。

忙しい場合は、苦手なものだけを行うなど工夫して下さい。

もし全く体を起こせない場合は、仰向け・うつ伏せから行うのではなく、横向きからできるだけゆっくりロールしていって下さい。

体幹エクササイズ&ストレッチ【寝返りエクササイズ】動画

【セルフケア】腹斜筋ストレッチ

【腹斜筋ストレッチ】

腹斜筋ストレッチ|市川整体院bodytalk.jpg

横座りの状態から脚の反対則に両手を突く。

上半身を起こす。

息を大きく吸って止める。

  20秒程度×3回

殿筋ストレッチ(中殿筋・大殿筋)

【中殿筋のストレッチ】仰向け

※ 右側の場合

中殿筋ストレッチ(仰臥位)|市川整体院bodytalk.jpg

仰向けで右脚を左膝の上に組む。

右手は両脚の間から、

左手は左脚の外側から、

左スネをつかんで胸の方に引き寄せる。

  20秒 × 3set

【中殿筋のストレッチ】座位

※ 右側の場合

中殿筋ストレッチ(座位)|市川整体院bodytalk.jpg

右脚を外くるぶし辺りで組む。

おへそを突き出すようにしてやや腰を反らす。

軽く上半身を前に倒す。

  20秒 × 3set

【大殿筋のストレッチ】仰向け

※ 右側の場合

大殿筋ストレッチ(仰臥位)|市川整体院bodytalk.jpg

 ※ 右側の場合

仰向けで右脚の外側で両手を組む。

右膝を左肩の方に引き寄せる。

  20秒 × 3set

【大殿筋のストレッチ】座位

※ 右側の場合

大殿筋ストレッチ(座位)|市川整体院bodytalk.jpg

右脚を外くるぶし辺りで組む。

右脚の外側で両手を組む。

右膝を左肩の方に引き寄せる。

  20秒 × 3set

上半身をちゃんと丸められますか?【ロールアップ&ダウン】

上半身の丸める能力の確認テスト【ロールアップ&ダウン】のやり方です。 

ロールアップ&ダウン|市川整体院bodytalk.jpg Title: /

仰向けで棒(もしくはヒモ)を持つ。

頭を上げて、膝を抱え込むポジションを取って、

棒が足に触れないように床の方にゆっくり下ろしていく。

同様に足に触れないように元のポジションに返る。

足に接触する事なく出来ましたか?

足どころかスネにぶつかってしまう人はかなり硬いので、上半身を丸めるエクササイズは絶対必須です。

または接触はしなかったけど「腹筋がキツい」「背中が突っ張る」などの抵抗を感じている場合も問題ありです。

上半身を丸める可動性が低い人は、大抵の場合 背筋群が過剰に働いて上半身を丸める動きにブレーキをかけています。

●腹筋群を正常に働かせる事

●背筋群にブレーキを手放させる事

この2点が大切になってきます。

うまくいかなかった人は、ぜひ以下のエクササイズを行ってみて下さい。

【ファーストポジション】胸郭後方の拡張

ファーストポジション|市川整体院bodytalk.jpg


土下座のようなポジション

背中を上方に広げるようにテンションをかける

静かに鼻から息を吸う

鼻から息を吐き切る

静かに鼻から息を吸う

鼻から息を吐き切る

繰り返し

【広背筋抑制のエクササイズ】

フロッグエクササイズ|市川整体院bodytalk.jpg


膝を立てて仰向け。

肘を曲げて前腕を垂直に。

座骨を床から離すイメージで腰部を床に圧迫する。

みぞおちを足方に引く。

鼻から息を吸いながら両手・両膝を開いていく。

鼻から息を吐きながら両手・両膝を閉じていく。

数回繰り返す。

※その間、腰部は常に床に圧迫をキープする。

エクササイズは継続的に行っていく事が大切ですが、

エクササイズ後に「ロールアップ&ダウン」を再度行うと、エクササイズ前より楽になっている事も多いです。

これは神経的に腹筋群と背筋群の制御がスムーズになった事を示しています。

エクササイズがうまくいっているのかをチェックする意味でも、最後にもう1度「ロールアップ&ダウン」を行ってみて下さい。

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プロフィール

市川整体院bodytalk院長 武下 知憲

武下 知憲

中央大学商学部卒
メディカル・カイロプラクティック・カレッジ卒


整形外科での10年間の経験を活かし、市川で一番の整体院を目指して頑張ります!

市川整体院 body talk

住所

〒272-0035
千葉県市川市新田4-6-7
ハシモトビル4階

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